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2016年1月22日 (金)

格差の是正より大事なことは貧困対策と既得権打破でないか

 「格差是正」を政治課題と言う人は多い。しかし、この言葉は、使い方を間違うと弊害が出ると思う。格差を是正するには、大きく分けて二つの方向がある。一つは、低収入者の収入を増やす方策であり、もう一つは高収入者の収入を抑えるか、税金などで取り立てる方策である。特に、マルクス主義などの発想によると、資本家悪人論などの話につながり、高収入者を叩く方策に走りがちである。
 しかし、しっかりした仕事をする経営者、管理職は、経済の活性化のために需要な人財であり、しかるべき処遇で対応しなければいけない。このような発想ができずに、高給取りは悪い、などと叫んでいると、本当の経営者まで萎縮させて、やる気を失わせてしまう。そしてますます雇用がなくなっていく。
 本来、格差是正で行うべきことは、低所得者対策である。特に「子供の貧窮」対策である。これは、学校教育の機会が今でもよく議論されているが、もっと広い観点での議論が必要だと思う。例えば、食事の問題である。まともな食事が与えられず、空腹である、そして栄養が偏っているという話は、少しはメディアも取り上げている。しかし、これ以外に、食事には付き合いという側面があることを、忘れてはならない。生活水準があっているレベルの子どうしが、一緒に食事をしながら話す。これが、社会的なスキルの習得に大きく役立っている。しかし、貧窮家庭の子供に、そのような機会があるだろうか?よその家に行って惨めな思いをする。自分の家に、友達が来ることはできない。このみじめさを救済する。このような発想も必要ではないかと思う。

 さて、高収入者問題であるが、私は、既得権に胡坐をかいて、高収入をむさぼっている人間に関しては、何らかの方法で取り立てることは、賛成である。特に経営センスなどないのに、社長の子供などということで、権力を振りかざす人間は、好ましくない。
 例えば、今回のSMAPの騒動だが、事務所幹部のSMAPに対する対応は、どう見ても大事にしているとは思えない。ここで二つの仮説がある。

1.SMAP自身の能力で、ここまで来た
2.SMAPは大したことないのだが、事務所の売り込み力でここまで来た

この1の場合だと、経営者は「金の卵を産む鳥」であるから、大事にしないといけない。一方、2.の場合なら、もっと経営陣の配慮が必要である。自分たちが作った幻想なら、それを守るのも自分たちである。多数のファンにとっての幻想は、大事な財産であり、それを供給元が壊してはいけない。一般に、自分が供給しているものを、大事にできない経営者は、早急に退場すべきである。

 しかし、今回の件では、ジャニーズ事務所の権力というか、メディアに対する働きかけは、大きなものがあったように思う。昨日ぐらいから出た、A大臣の疑惑問題も、もしかしてSMAP騒動を隠すために、出入りの記者などをたきつけて、週刊誌に、「1%の真実と99%の創作」で書かせたのではないかと、憶測してしまった。
 隠したいことがあれば、別の大きな事件を作れという、メディア操作の鉄則である。

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