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2016年1月30日 (土)

小保方晴子氏の「あの日」をよんで

 小保方晴子著:「あの日」を電子版で読んだ。
 読後感は、細部の構図に関しては、ある程度新しいものがあったが、大枠は予想したものであった。私なりに、STAP細胞に関する、もろもろの事柄をまとめてみると以下のような図式になる。
 1.試験管レベルでの新しい事象を小保方晴子氏が発見した
 2.これを大々的な成果にしようとしてB氏たちが動く
 3.さらにこれを利用し日本国内での研究資金獲得をW氏が試みる
 4.もう少しふくらまし再生医療の国家予算までS氏が狙った
ここまで来て、大々的な発表をしたが、色々な反撃にあい、S氏は自殺した。その後も、結局試験管レベルの成果は認められないという形で、個人攻撃の形で収束を図った。
 なお、ES細胞利用捏造の件に関しては、私は能力的にS氏の線を疑ったが、この本では、時間的にW氏の線となっている。

 さて、このブログでは、私の経験から、経営者や管理職の組織運営に関しても、色々と書いている。その観点から言えば、組織維持のためには、大規模予算の獲得が必要であり、「ノーベル賞で降ってわいた特別な予算」の分け前に食いつこうとした、S氏の嗅覚は鋭いと評価する。しかし、実行段階の詰めが甘かった。大技を仕掛けるなら、守りも固めないといけない。これができていなかったと思う。
 この話は、小保方氏以外の皆の野心が色々と絡まり、雪だるま式に増えていった結果が、今の悲劇になったと思う。

 最後に、もしこのブログを小保方氏が見てくれたなら、私にできるアドヴァイスが一つある。

「貴女が研究の世界に戻りたいなら、今度は理論面の研究に移りなさい。」

これは、極端に言えば、数学の「ユークリッド幾何学の証明体系」から、学びなおすということも含めての話である。論証の基礎から学びなおす。その上で、自分の意見を展開する。この形なら、自分の成果を公開することができ、多くの人から評価を受けることができる。(つまり個人に関する評価にニュートラルな人から評価を受けることができる)
 実は、このアドヴァイスは、昔大学の修士まで行って、博士課程に諸般の事情で進学できなかった人間が、博士号を取るための条件として、助言されたことである。
    「がちがちの理論なら皆が認めやすい」
そのものは、会社生活との両立ができず、これはできなかったが、まだ30代の若さがある小保方さんには、この言葉をもう一度考えてほしいと思う。

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