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2016年1月11日 (月)

この国に本当の経営者/管理職はどれほどいるのか?

 シャープの経営問題など見ていて考えたのだが、
  「わが国には本当の経営者はいるのだろうか?」
という疑問が沸いてきた。つまり、経営者に求められている、適切な判断と指導ができていないというのが、正直今のシャープの情況を見て思うことである。
 しかし、この話は、シャープだけでもないように思う。東芝の状況などはもっとひどいように思うし、他にも批判されるべき人は少なくない。もう一歩、踏み込めば、経営者だけでなく、その下の管理職においても、本当の管理とは何なのか、わかっていない人、できない人が多いように思う。
 この話は、経営者の責任とすべき事項を、末端管理職の責任としていることもあるが、やはり
  「管理のプロはどれだけいるのか?」
と言う疑問に関しては、育っていないという感じが多くの場合にある。もっと言えば、経営的失敗や、市場的に撤退すべき状況を、きちんと経営者に報告し、決断させるだけの情報を挙げている管理職はどれほどいたのだろう。
 確かに、日本の管理職は、改善や体制づくりまでは、そこそこの力を出している。しかし、自分のまかされた部門の将来構想に関して、特に撤退作戦などに関して、きちんと検証し、報告する訓練を受けている人は少ないように思う。

 この理由にはいろいろなものがあるが、一つには教育問題があると思う。あまりにも教師のいうう通りを正解とする、これ以外の世界を認めない教育が、うっかりすると大学まで進んでいく。アメリカなどでは、小中学校レベルでは、きちんと型にはめて、スキルを身につけさせても、高校ぐらいからは、自主的な思考方法を見に着けさせる機会を与えている。一方、創造性などの発想法に関しては、大学でもスキル訓練も行っている。
 ここで、アメリカの大学では、哲学出身者の就職口には困らない。つまり、根本的な問題について、考える力がついているから、という議論を思い出した。なお日本では、今でも文系学科不要論が出ている。哲学の例でいうなら、
  「フーコーがXXと言った、デリダはXXと言っている」
と言うことばかり学んできた学生は、いらないということである。自分で考えずに、他の人が知らないようなマニアックな哲学者の発言を引いて、権威ごっこをするようでは確かに嫌われても仕方ないだろう。

 私は、経営者のプロは、将来ビジョンをきちんと描き、それを実行できる部下をきちんと識別子、任せることができる人だと思う。一方管理者は、経営者の方針をきちんと理解し、自分なりに市場動向を調べながら、対応するとともに報告し相談する。その一方で、自分の仕事を実現するために組織づくりをきちんと行う。このような能力が必要だと思う。特に組織作りは重要であり、組織として実行できる体制になるように、訓練も行う必要がある。単位知識を与え、ルールを作るだけでは仕事はできない。このようなことも知らないといけないと思う。

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