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2016年2月21日 (日)

若年層の貧窮問題について

 昨日、NHKスペシャルで低出生率問題を取り上げていた。この問題に関連して、一つの原因は、若い世代の低所得者層が結婚できないという問題提起があった。
 この問題に関しては、色々な問題点が絡んでいるが、一つには学校と奨学金の問題がある。現在の奨学金は、多くは実際はローンであり、返済義務を負っているものである。つまり、学生たちは、働くときに
  「0からのスタート」
ではなく
  「数百万円の借金からのスタート」
いう重荷を背負っているのである。
 このように借金を抱えている人間は、仕事においても収入を重視することで、速く金を返せるようにしたいであろう。しかし、現実はそう甘くない。ここでのもう一つの論点は、大学などへ進学したから、その借金に対応するだけの収入が見込めるかと言う議論である。これは雇用側からの言い方では、それだけ稼げる能力者であるかと言う、反論につながる。そこまで仕事ができないなら、安い給料で働けということになる。単純な図式でいえば、大学の機能として、奨学金と言う投資に対して、学生に力と言う付加価値をつけているのか、と言う話になる。もっと踏み込めば、大学進学による、高給与就職口の開拓可能性はどれほどあるのかと言う議論になる。

 さて、ここでもう二つの闇を探らないといけない。一つは、このような奨学金を背負ってでも進学するという背景に、高校側の問題がある。これは、高校側が就職の世話ができないときに、進学を進めるという逃げ道を使っているという問題である。生活のために働くという、昔の条件は「奨学金があるという」問題先送りで逃げることができる。つまり、生活困窮と学力不測の両面を、奨学金付き進学と言う、問題先送りを行っているのである。

 これに関連して、奨学金の用途問題がある。これは、日経BPのHPにも昔掲載されていたが、親が子供の奨学金を、自分の生活費などに使うケースがあるということである。普通は、家のローンや車のローンなど、もの対応でしか貸してくれないが、奨学金は簡単に貸してくれる。それを使ってしまう親の場合もある。

 このような若年者の借金問題は、根本的に見直す時が来ていると思う。

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