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2016年5月 6日 (金)

学校世界と実務の世界

 学校的な思考法と、会社での実務の思考法に関して、少し考えがまとまってきた。
 Denki
 学問のきれいな理論が、実務の上で役立つという話は、電気の分野が一つの例である。交流の回路を考えるとき、数学的な基礎がないと理解できないものがある。実際に電気に関する理論は、静電気の引き合いからクーロンの法則が生まれ、それをいろいろと一般化して、マックスウエルの電磁界の方程式が生まれたが、現在は電磁界の方程式をいろいろな条件で解き、更に適当な近似を行うことで、現実の電気の現象の多くは説明でき予測できている。このため、電磁気学の教育では、一つの流れは、静電気の話からマックスウエルの方程式を導き出す過程を教える。一方は、いきなりマクスウェルの方程式を示し、これをいろいろな条件で解く、問題演習を積み重ねることで、現実への対応をとるようにしている。
 学校側の理想とする、理論と現実の関係は、上図の電気工学のイメージがある。
 しかしながら、社会のいろいろな現象は、物理学ほど整理されていないことが多い。実は電機の場合でも、その実現に当たっては、電気的な構成要素は、熱などの影響を受け、形状が変化することもある。この変化を受けると、電磁気的な問題の解決も影響を受けるという、複雑な現象も起こるのだが、通常の場合には、そのような影響は微笑であり、無視したり、摂動として、微小な修正で済ましたりすることが多い。このような処理ができるから、工学が進んだともいえる。
 一方、社会科学や人間的要素に関しては、静電気によるものの引き合いレベルの法則も整備されていない。しかも多様な分野が入り乱れている。このため、下図に示すような、問題解決用のモデルを自分で構築することが、知識を生かすためにも必要になる。
Fukuzatsu
 このような考え方を、自分のものにすることが、勝ち抜く総合職になる条件だと思う。

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 前に、学校の教え方と仕事の関係について、電磁気学を例にとって少し書いてみた。h [続きを読む]

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