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2016年6月15日 (水)

権力の根拠は?

 近頃書いている、「強い組織」に関する話で、上司などの権力について、少し議論しておきたい。上司の権力の根拠はどこにあるかという話である。
 一つは、組織のルールで決まっている。任命されたのだから、彼に権力を渡す。これは一つの考えである。軍隊組織などは、この考えがしっかりしている。指揮権を委譲された人の命令には、即時従うということである。
 しかし、このような規則で縛っていて、絶対服従の場合でも、部下たちが本音で従うかどうかという問題がある。実際強い組織には、部下たちが本音で従うことで、行動の統一ができていることが多い。ここで大切なことは、権力を支える実力である。
 「彼の命令に従えば間違いない」
このような信頼関係が生まれれば、その組織の運営はうまくいくことが多い。
 さて、このように部下との力の差をどこで出すかである。一つの方法は、情報の量での勝負である。この極端な例は、
  「指導書を持っている教師」対「教科書しか持たない生徒」
という図式である。「正解を知っている教師」対「知らない生徒」という方がより明確かもしれない。また、会社組織などでは、上部方針などを、管理職留にして、権威を持たせることもある。もう少し実用的な話は、多くの前例を知っているというパターンもある。
 しかし、このような秘密による権力は、その秘密が暴露されると、一気に失墜することがある。学校などで荒れる一つのパターンは
 「あの先生は、XXに書いてある通りしゃべっている」
という風に、種本を見抜かれた場合である。
 本当の権力は、知識の使い方、活かし方の差であると思う。極端な話、部下と同じ情報を持つ、または部下に情報を公開する。その上で、自分の考えをきちんと持ち、部下に説明する。これで納得した部下たちの動きは、応用も利くしっかりしたものになると思う。
 また、このような説明ができれば、部下の意見を吸い上げることも容易になる。こうして参加意識ができれば、組織としてますます強くなっていくと思う。
 そのためにも、管理職としての訓練は、自分の考えで判断し、それが説明できる力をつけるものだと思う。秘密に依存して権力を持っても長続きはしない。このような秘密情報依存だと、すぐに陰謀論に騙されるようになる。

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