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2016年6月12日 (日)

日本は本当に大人の国か(炎上問題)

 昨日のNHKスペシャルは、「炎上」に関する議論であった。断片的にしか見ていないが、これで考えることは、「炎上」は「空気」による「リンチ」という感じがした。一方的な意見だと、「炎上」になる。しかし、これが多数派になってしまうと「空気」の暴走になる。
 このような、暴走が発生する一つの原因は、一人ひとりが自分で考えず、人の意見に乗ることが多いからだと思う。また自分の意見というものができたとき、それに対する反省ができない。反論を冷静に評価する力がない人が多いように思う。
 これは、公正であるべき裁判の場でも、「空気」などに押される判決があるように思う。
 あるテレビ番組で、和歌山カレー事件の話が出ていた。そこでは、林死刑囚の、有罪・無罪で議論していたが、辛口で有名なS坊氏がちらっと

「この事件、林被告が激情に駆られて毒を入れたが、傷害の意図しかなかった。つまり傷害致死罪が妥当ではないか!」

と発言した。私も、この意見に賛成である。殺人というには計画性がない。しかし無罪と言うには、状況証拠がそろいすぎている。ただし、ここで大きな問題は、「傷害致死」なら、死刑には無理があるという点である。当時の空気として

「四人も殺したのだkらら死刑だ」

という流れに押されて、殺人罪で起訴し有罪になった。
 このように考えると、裁判ですら冷静に議論する、大人の文明は、この国にはまだ育っていないように思う。

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