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2016年7月 9日 (土)

沖縄について考えたこと

 沖縄の種々の政治問題などの情報に接したとき、色々と違和感を感じるときがある。この一つの理由らしきものが見えてきたので書いておきたい。
 まず私の一つの原体験から書いておく。十年ほど前であるが、私はある会社で新卒採用の仕事をしていた。そこで沖縄県からの、高校卒業生の進路開拓の訪問を受けた。彼らの説明によると、
 「県知事の指示で、基地依存の経済を少しでも改善するため、就職口の開拓をしている。」
との話であった。私は直観的に、これに関しては、できる限り対応すべきと判断した。沖縄の基地負担の低減と、その後の経済的な自立、これは車の両輪であり、できる限り協力すべきという考えである。
 その後、私は色々な打ち合わせもあり、沖縄の高校もいくつか見せていただいた。その時感じたのは、「老人を大事にしている土地だな」ということである。一つは、新聞の投書欄に60歳以下の意見が一つも載っていない。もう一つは、バスの乗り降りが、老人の移動時間に合わせている。当時のK市内のバスなら、乗降側も協力して、スムーズな動きだが、沖縄の場合には、停車してから席を立つ、老人の動きに時間があっていた。
 このような、時間感は、会社で仕事をするとき、少しトラブルが起こるのでは、採用関係の窓口の方と議論した。『若いから大丈夫』というのが答えであった。

 さて、今にして、この話を再検討してみた。沖縄を除く、戦後日本、特に都市部は、1960年代の高度成長を体験し、企業型の文明の価値観に染まった人間が多くいる。このような大勢が、バスの乗降など日常生活の効率化についても、一つの流れを作っていたのではないか?いわゆる団塊の世代は、色々なところで影響している。
 しかし、沖縄に関しては、まだアメリカの占領下であり、このような企業文明の影響を、良いも悪いも受ける部分が少なかった。
 このことは、本土の人間が背負うべき、一つの十字架かもしれない。

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