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2016年7月10日 (日)

憲法について考えてみた

 今回の選挙では、憲法改正についての議論もある。特に、自民党などに対して「改憲勢力」と野党側からの攻撃がある。私の意見は、憲法の改正についてはきちんと議論すべき、である。しかし、今の世の中「憲法改正」について、口に出すことすらはばかられるという「空気」を感じる。
 さて、今の憲法に関して、「改憲議論」自体をタブー視する論調は、どこから生じたのであろう。これには、色々な見方があるが、一つはお上から与えられたものに逆らわない、体質である。これは日本の歴史を見れば、中華文明や西洋文明からの、継受法の体質がある。明治憲法は、ヨーロッパ文明様の力を、明治天皇が受け入れて、臣民に下し与えたものである。そして現在の憲法に関しては、第2次大戦という大きな罪を犯した日本人民に対し、お慈悲あふれるマッカーサーなどの米国の有識者が、ご支援いただいて作ったものである。このような、神聖にして犯すべからざる憲法に対して、改正するなどけしからん、というのが一つの流れである。
 一方、吉田茂などの、戦後日本の老獪なる指導者は、アメリカからの朝鮮戦争支援要求などに対して、
 「アメリカ様のご指導いただいた憲法で戦争放棄になっています。」
と丁重にお断りしている。最も、最低限の自衛戦力保持ということになって、9条の解釈という禍根を残すが、冷戦体制においては、アメリカ側だが軍事的に逃げる、という綱渡りを見事に行っている。このように、当時は保守も、「憲法絶対」であった。
 しかし、戦後70年もたてば、やはり憲法の見直し論議は必要である。見直し自体をタブー視することには私は反対である。ただし、自民党の改憲案には、色々と言いたいことがある。
 今回憲法について議論するなら、本当にわが国のためになる、自主的な「固有法」としての憲法が、必要ではないかと思う。
 ただし、現行憲法の修正でも、今より良くなるという可能性はある。確かに9条の現実との乖離はひどすぎる。この点に関しては、自民党案の「国防軍」という表現が、良いのではないかと思う。国際的には、軍として認められない限り、戦時国際法の保護も受けられない。
 一方、憲法改正に関しては、自民党案は甘すぎるように思う。
 私の案は以下のとおりである。

憲法前文に従った内容なら、国会での過半数意見での修正発動を認める。
憲法前文に沿わない内容は、前文修正を先に行う。
前文の修正には、国会での2/3での発動とする

この趣旨は、精神を記述した、前文をきちんとし、その展開としての憲法と位置づけ、現状に合わない条項は、柔軟に修正することである。

 さて、憲法に関して、「お上から与えられたもの」として絶対視するのをやめるなら、自分に役立つ憲法というものを考えるのもよいと思う。このように、自主的に法律について考える力、これを国民が持つことが本当の高学歴社会ではないかと思う。

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