ご縁のあった人たち

無料ブログはココログ

« コミュニケーション力重視の採用についてもう少し | トップページ | お知らせ(•@homepage終了関連) »

2016年9月29日 (木)

貧困問題に関して一つの見方

 子供の貧困に関して、色々と議論されているが、私の見るところ、解決策にまだ足りないものがあるように思う。それより前に、子供の貧困で何が問題であるかを、明確にできていないことがあるように思う。
 私の意見では

  幼児~小学生~中学生時代に、相対的に貧困であった場合に、
  対人スキルというか感性が弱くなる

点が、大きな問題点だと思う。
 例えば、小学校時代に、友達を家に呼べない。従って、友達付き合いができない。弁当も、同級生と比べて貧弱であり、従って一人こっそり食べている。
 このような状況で育った場合には、人と接した経験が少ないだけ、他人の感じることとを自分で感じる「感性」が弱くなる、というか育たなくなる。こうした人は、その後成人しても、他人に対する感性が鈍いだけ、対人スキルが劣るようになる。その結果、付き合いが悪いという状況にもなる。
 ここで、日本社会の特徴である、『飲みニュケーション』等による、インフォーマルな伝承を考えると、このような対人スキルの弱さということが致命傷になる場合がある。東洋経済オンラインにある「24歳男性」の事例は、このような対人スキルというか、付き合い方を知らなかったことが、一つの障壁となったと思う。
 http://toyokeizai.net/articles/-/137017
このように、貧困から抜けるには、学問知識を身に着けるだけでは、乗り越えられないことがある。

 さて、このような「感性」が弱い人間が、世の中で生きていくためにはどのような答えがあるだろう。一つの答えは、

 「自分の感性の弱さを『気配り』でカバーする」

という手段である。確かに、この手段で世の中で成功した人間もいる。
 ただし、ここにも落とし穴がある。実はこのような「気配り」は、対人スキルが子供から備わった人にはそれほど負担ではないかもしれないが、感性が弱い人間には大きな負担となることがある。東洋経済のもう一つの記事は、この辺の状況を書いている。
  http://toyokeizai.net/articles/-/135364

そして、このような貧困から自力で脱出した人は、かえって厳しいい方をする場合も少なくない。例えば、昔ある会社での若手で、このような貧困家庭に育ち、対人スキルに欠ける人間がいた。彼についてある人事課長は

 「XXは良いところと悪いところがはっきりしすぎている。」

と評価し、部下などに対人スキルに長けたものを配置することで、問題を起こさないようにした。しかし、それだけの犠牲を払わせるだけの、業績を上げたから、このような人的配慮もできたのである。ここまでの能力を示せない場合には、多くはつぶされていくと思う。

 このような対人スキル面での配慮、これが求められているのではと思う。

« コミュニケーション力重視の採用についてもう少し | トップページ | お知らせ(•@homepage終了関連) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 貧困問題に関して一つの見方:

« コミュニケーション力重視の採用についてもう少し | トップページ | お知らせ(•@homepage終了関連) »