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2016年11月 5日 (土)

総合的な視点などの訓練について

 先日から、抽象化などの観点で、現実を見る訓練ができていないと、現在の教育に関して不満を言っていた。すると、本屋でその解決のヒントが見つかったので書いておく。

 講談社学術文庫のエティエンヌ・ボノ・ド・コンディヤック著「論理学 考える技術の初歩」である。この本は、18世紀のフランスを代表する思想家である、コンディヤックが、初心者向けに書いたので、一見読みやすいが、とても深いものがある。
 特に、この本では「分析」ということを重視しているが、単に分けることでなく、部分に分けた後、全体を自力で再構築する。このように分けて、役割を明確にして再構築することで、総合的な観点での思考力を育てるヒントになっている。
 ここで一つ思いついたが、私が育った1960年代ぐらいなら、色々なものが分解することができ、それを自分で組み立てることもできた。この本にもあるが、洋服でも自分たち縫製することで、部分が全体を作り上げることが分かっていた。
 しかし今では、フリースの服が完成品で与えられている。このような環境も、現実の複雑さに対応sる時、内部に目を向けないようにしているのではないかと思う。
 抽象化した概念に対しても、もう一度内部に目を向け分解し、再度これの理論に必要な部分だけを抽出する。この能力を育てる機会が少なくなっているように思う。

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