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2017年2月25日 (土)

図表が少ない本について

 ある人の勧めで、最近のベストセラーを購入した。確かに、私が持っている本のイメージと比べると、短くまとまった部分が全体構造によく整理されて、十年前の本と比べてもはるかに読みやすくなっている。
 しかし、読み終わったあと一つの違和感が残った。その理由を考えてみると、
  「図・表が少ない」
ということである。
 この理由は、現在のIT技術での文書作成では、やはり図表より文字情報の方が、処理がしやすいからではないかと思う。実は、この問題について、私は1980年代に経験している。当時の私は、縁があってある大学で講師をしていた。その教科書に使ったのがUNIXの考え方が詰まった「ソフトウエア作法」木村泉訳・共立出版である。この本は1970年代に、当時としては最新の電子写植の技術を用いて作った。この本は、当時の最新コンピュータ環境である、UNIXシステムを使いこなし、コンピュータ上での編集を駆使した本である。しかしながら、当時の計算機技術・半導体技術では、図形処理は多くの資源が必要であり、実際は使えなかった。従って、この本の原著には、一つも図がなかった。しかし、日本語版に翻訳する時、どうしても必要と翻訳者が考えたのだろう。一つだけ図が追加されている。
 私は、学生たちに、この話もしておいた。コンピュータを使うときに、その制限により自分の思考形式も知らず知らずに影響する。
 しかし、現在の実用書ベストセラーは、目次などの構成をよく考えていて、図による表現がなくても、分かりやすく書いている。このような表現力の進歩は素晴らしい。
 さて、別の見方では、SNSの世界では、画像情報が多く存在する。スマホのカメラで撮った情報を加えて、SNSに投稿することが多い。このような写真の情報は、図形とは少し違っている。自分で情報を取捨選択するのではなく、機械が掴んだ情報をそのまま投稿する。
 ここで、文章できちんと説明する力がある人と、写真だけの投稿の差がついてくるように思う。
 なお、このブログでは、写真を投稿することはしていないが、図を描いて投稿することは時々ある。そのような図のあるページのアクセスは、少し多いように思う。

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