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2017年2月12日 (日)

軍事に関する研究と教育の必要性について

 日本学術会議が防衛省の補助金による研究をめぐって、色々と議論をしている。
 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170208-00000005-jnn-soci
 私は、この問題に関して、もう少し深い検討が必要だと思う。
 まず、今の日本にある色々なモノは、アメリカでの軍事技術から転用したものが多いことを、我々一般人は知らなすぎるという事実がある。このブログを書くのもインターネットの恩恵で、広く世界に公開できるからである。しかし、インターネット技術のもとをたどれば、アメリカのARPAネットに行き着く。このように、アメリカの軍事的な補助金で、研究されたものは数多くある。
 さらに、文系の分野も、軍事とは切り離せない。私が、かなり腰を入れて学んだ「一般意味論」の創始者の、コージブスキーは「戦争神経症」の治療に用いる研究からスタートしている。これと同様なことが、NLP(神経論理プログラミング)にも当てはまる。このような研究は、
  「戦場から帰ってきた兵士の社会復帰のための研究だから平和利用だ」
という言い方もあるだろう。また、犯罪者の更生にも使える可能性がある。
 しかし、心理学的な操作に関しては、逆の方向もある。戦場において、実際に敵に対して、狙って銃の引き金を引ける人間は、五人に一人というアメリカの研究がある。この比率を上げるためにも、心理学的な研究が行われている。
 このような研究は現在も存在するという前提で、我々も考えないといけない。そのような心理操作に対抗するための研究も必要である。このような、厳しい状況に向き合わずに、臭いものに蓋ということでは、我々自体が潰されると思う。
 我が国では、まずオウム真理教事件がある。あの後、なぜ高学歴信者が犯行に走ったか、その心理状況をきちんと研究し、再発防止につなげるような動きが、我々一般人には見えていない。もっと言えば、オウム死刑囚の脳のMRI情報などは、取っているのだろうか?

 もう一歩、前になれば、第2次大戦中の色々な動きがある。学術会議では、戦争協力ということでは、理系の研究を主に議論しているらしい。しかし、第2次大戦中の日本の文系学者の行動に関しても、上記の心理的操作という側面から、もう一度考えるべきではないかと思う。日本陸軍は、手動の三八式歩兵銃で。自動小銃のアメリカ軍とたたかったと揶揄されることがある。しかし、一発必中の狙撃兵の中には三八式歩兵銃を高く評価する人も少なくない。これの裏を返せば、先ほど言った、「敵に対して狙って引き金を引く兵隊」の割合は、日本軍の場合はアメリカ軍より高かった。大部分が、実際に狙って当てていた、という状況が見えてくる。このような心理操作には、「神国日本」と色々と教育した、学者たちの働きもあるだろう。
 戦後70年を経過した今だから、もう一度このような学者の「戦争への関与」を見直すべきではないかと思う。

 そして、戦争に関する正しい知識をつけて、自らを守る力を、皆がつけるべきではないかと思う。

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