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2017年4月22日 (土)

テロ対策研究を妨げるモノ

 このブログでは、何度も日本の防衛研究に関して警鐘を鳴らしている。例えば
http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/post-bca3.html
では、大学の軍事研究に関して書いた。
 その中でも、注目しているのは、オウム真理教事件である。この事件は、毒ガステロという、世界で初めての事例であり、しっかりと研究すべき問題がある。毒ガスに関しては、すでにアメリカが動いているので、日米安保ということを考慮すれば、まだましかもしれない。(それほど、日本の研究がお粗末なのは寂しいが、専守防衛でアメリカの傘の下にいる立場では・・・涙)
 さて、私が注目するのは、心理面での研究である。戦場でも「人間相手に狙って引き金を引けるのは5人に1人」という研究が、アメリカにある。しかし、オウム信者の実行犯の比率は、これを超えているように思う。その心理の解明は、これからきちんと行うべきではないかと思う。私は、死刑廃止論者ではないが、オウム関係者の早急な死刑には反対である。彼らの、脳のMRIやCTなども生きているうちにきちんととっておく、心理学的な解明もすべきである。
 このような研究題材を、きちんと活用しないのはもったいない。

 ここまでが、従来の意見であったが、昨日のNHKの9時のニュースで、これに関連した意見を言っていた。つまり
  『犯罪被害者の感情面を考慮する』
という言い方である。
 確かに、犯罪被害者の感情として
  「加害者が今生きていることが腹立たしい」
という考えは、解る。
 しかし、見方を変えれば、私が言っているような、死刑囚に関する研究というものは、既に死刑囚を『物』として扱っている。言い換えれば、
  「死刑囚の人権を無視して研究をしろ」
ということであり、決して死刑囚のための議論ではない。このことを、犯罪被害者の方々にも理解いただきたい。

 この話は、わが国の人権活動において、犯罪被害者の権利が、なおざりにされてきた戦後の歴史とも絡んでいるように思う。加害者側には、手厚い弁護が行われる。そして、死刑反対論者の弁護する側や一部宗教活動家からは、犯罪被害者に対してでも

  「人を殺したがる愚か者」

と罵声を浴びせられることもあった。このような事態が、犯罪者の心理研究などにも、変に障害になっているように思う。
 総合的に考えることが必要である。

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