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2017年5月 7日 (日)

電通に見る、会社と学校のギャップ問題

 日経ビジネスの5/8発売号に、電通問題の記事が載っていた。
 http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/092900002/050100092/?ST=pc&n_cid=nbpnbo_twbn
 この記事の中には、長年企業の中で社員教育に携わった私も、納得のいく話もある

 この軍隊さながらの体質は、そうなった「必然性」がある。それは、電通の特異な立ち位置に起因する。企業は、売るためのあらゆる手段を求めてくる。

               ~一部略~

 しかし、入社してくるのは東大を筆頭とする一流大学の卒業生ばかり。

 「理屈で考えると口答えしてしまう。なので、一度、新人の人格とプライドをたたきつぶす。すると、他人が言うことをそのまま受け止められるようになる」。京大卒の元幹部は、自身の経験からも、軍人的教育法は有用だという。

この話は、電通だけの問題ではなく、会社にはそれぞれの都合がある。それを、学校のやり方で「理屈で返す」新人を、「型に嵌めたい」という欲求は、色々なところで起こている。
 しかし、電通のように完全な人格破壊まで、考えているなら、人材育成としては失敗である。このような、金型人材育成では、将来につながるイノベーションは生まれないだろう。
 私が研修で悩んだことは、まず礼儀作法など社員として受け入れられる段階までは、型に嵌めないといけない。しかし、同時に個性も生かさないといけない、そのバランスをどこに取るか、これが一番難しい。

 もう一つ大事なことは、学校教育の限界を、どのように新入社員に認めさせるかである。上にもあったように、「東大を筆頭とする一流大学」でも、身についた知識は、どちらかと言うと狭いものが多い。もう少し言えば、

   「ある前提から議論を始めると緻密に展開する。
    しかしその前提が正しいか考えない。」

というように場合が多い。理論展開の厳密さを鍛えるが、現実の多様さを認識し、その中での必要情報を、選別するなどの訓練がされていないことが多い。

 実は、私も云十年前には、新人で「ソフトウエアの最新知識」を振りかざして、仕事をして失敗をした経験がある。正直言って、その時は「自殺した方が楽」という経験もしている。先輩などの支援で、これから生還した後、自分なりに理論と現実の折り合いをつける方法を見出した。このような経験があるので、この問題には少しは発言する資格があると思う。

 さて、私の解決策は、このような「生意気な新人」に対しては、全体像を描かせる訓練がよいと思う。全体を見ながら自分の知識を生かす方策を考える。このようにして、自分の立ち位置の理解ができてくる。昔造ったHPにこの話があるので見て欲しい。

http://manabizz.c.ooco.jp/new/?page_id=253

こちらのページが本質に踏み込んでいるように思う。

http://manabizz.c.ooco.jp/new/?page_id=72

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