ご縁のあった人たち

無料ブログはココログ

« 経営者が直面する多様性とは | トップページ | 手話を言語として認めるために 多様性への対応の検討 »

2017年7月19日 (水)

がん治療と仕事の関係

 昨日の日経BPのHPに
 40代がん患者の夢「タイムカードを押したい」
という記事が載っていた。
 確かに第一線でバリバリ働いていた人が、がんになり休職を余儀なくされる。これは寂しいことだろう。しかし、ここまで仕事へ執念を燃やす。これでよいのだろうか?

 私の考えることは、病気の人に関しては、まず治療を優先すべきであり、それに専念する環境を作ることが、政治なども含めて周囲の心得るべきことではないかと思う。そして、病人であろうと、個人の尊厳は守るべきであり、そのための社会からの認知というか、フィードバックもきちんと当人に届く仕組みが必要である。病人でも、他の人に対して、できることはいろいろある。闘病生活をブログに公開し、社会に影響を与えた人もいるように、社会とのつながり、そしてほかの人からの感謝を受ける機会を大切にすることは、病気に対する力を与える効果もあるだろう。

 さて、ここで仕事への復帰を願う、闘病者の立場を考えてみよう。この人が、今まで会社において、いろいろな貢献をし、その関係での人とのつながりがあった。これは大切なことである。しかし、それだけになってはいないだろうか。会社人間として、自分の多くを会社に捧げてしまった。その結果、会社を離れたら何もない。このような状況が、
  「病気になっても働きたい」
という状況を作っているなら、これは問題である。
 逆に見れば、
  「人間としてのつながりを、会社だけに任せてよいのか?」
  「人間の尊厳を維持するために会社は必要か?」
という議論になる。

 人間としての尊厳の維持に、会社しかないというのは寂しい話である。趣味を通じたつながり、地域とのつながり、このようなものが多様な形で人を支える。会社というものは、その中の一つ、このような考えにしないと、多様な人材の活用はできないと思う。

« 経営者が直面する多様性とは | トップページ | 手話を言語として認めるために 多様性への対応の検討 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: がん治療と仕事の関係:

« 経営者が直面する多様性とは | トップページ | 手話を言語として認めるために 多様性への対応の検討 »