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2017年8月 7日 (月)

歴史を学ぶにはその時代の人間の考え方を理解する

 昨日も書いたが、歴史から教訓を得るためには、その時代の人間がどのように考えたか、よく理解することが大切である。その時代に環境を知らずに、今の常識で考えてはいけない。確かに第2次世界大戦で、日本のしたことは、無謀というか愚かなことと、今の知恵では言える。しかし、国際連盟脱退時には、世論が大喜びしたし、ハワイ攻撃の開戦時の熱狂は、国民的なものであった。
 これを振り返ると、日清・日露の戦いから、日本人は勝ち戦しか知らなかった。
 そして、アメリカ相手ですら、ハワイ奇襲での成果、フィリピンを落とすなどの話を聞くと、熱狂に沸いた。
 その後に関しては、自分たちで起こした熱狂を、冷ますことができずに、とうとう悲惨な敗戦まで進んでしまった。

 さて、戦後の観点で我々が考えるから、マスメディアにしろ国民大衆にしろ、軍部に操られたということになっている。しかし、実態として、戦争をする「空気」の発生維持には、新聞と国民大衆が大きな役割を果たしている。
 この部分に直面しないで、「日本陸軍悪者論」だけで済ませても、表面的な理解しかできないと思う。

 本質を追及するなら、
   「なぜ国民に真実を知らせなかったか?」
を日露戦争の状況から、きちんと議論すべきである。
 さらに第一次大戦中のシベリア出兵は失敗だった。どのような失敗か、きちんと反省していない。このような点をもう少し追及すべきだと思う。

 私の考えでは、この国の意思決定において、きちんとした言葉での議論と、その記録がないことが、大きな問題だと思う。

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