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2017年10月 5日 (木)

もし上司がソクラテスだったら?(過労死問題の一考察)

 昨日も書いたが、プラトンの「テアイテトス」田中訳:岩波文庫を読んだ。
 この内容は、深く色々と健闘すべきものがあるが、あえて表層的に読んでみると、現在社会の一つの問題に行き当たる。
 それは、
あなたの上司が、中途半端にソクラテスにならい『産婆術』を実行したら
という思考実験である。
 
 つまりプラトンの対話篇の愛読者で、ソクラテスの信奉者の彼は、
「部下の中にある正解を見出すまで、否定を続ける。」
という対応を続けることになる。もう少し徹底すれば、ソクラテスにきちんと学んで
「自分は何も知らない」
という姿勢を堅持するだろう。
 まともの管理者や経営者が、このような上司を見れば、
「評論家的態度の人間は職場には不要」
と追放するだろう。しかし、現在の過労死問題の発生を見ると、少なくとも部下の目で見ると
「自分が解決できないものを部下に押し付けて、ダメ出しばかりする」
人間が上役にいる。これが現状ではないkと思う。
 このような問題を考えると、ソクラテスを訴えて有罪にした、当時のアテネ市民の気持ちも少しはわかるような気がする。批判ばかりして、若い芽をつぶす。進んでいた物事を批評してつぶす。このような人間が多いように思う。
なお、ソクラテスの産婆術に関しては、私の嫌味だけでなく、以下のようなまともな論文を読んでほしい。

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