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2017年10月27日 (金)

技術検討の想定外について

 前にも書いたが、技術者の過重労働の発生原因として、想定外の事態の発生がある。これをもう少し詳しく検討してみた。
 学校の教育は、多くは理想的な条件での検討である。物理的な物体が、変化するときは、その変化を考えているときだけである。例えば、金属製品の熱膨張を考えるのは、その製品に熱を加える時だけである。
 また、数学的な処理では、無限大や無限小ということもすぐに使うことができる。
 しかし現実には、このような理想的なものだけではない。例えば電子回路の動作を考える時にも、回路からの発熱が生じる。その時熱による半導体の動作の変化も起こるし、コネクタなどの稼働部品にも影響が生じる。発熱で膨張し、電源を切ると縮む。これを繰り返して接触不良となることもある。金属を削るときにも、熱で変形するし、上下関係では重力による変形もある。このような複雑な関係を考えないといけない。
 ただし、実際の製品を作るときには、このような変化が無視できる程度に、発熱を抑えるなどで、簡単化する。しかしこの条件が崩れたときに、そのような前提条件が、理解できていない人間なら、いつまで考えても解決策が分からなくなる。
 数学的な処理の話では、さらに数値化して敬さん御落とし穴が色々とある。積分微分といっても、ゆっくりした変化なら、単純に平均をとる、差を計算する、という程度で近似計算ができている。
 このような、簡単に設計できる条件が崩れたとき、その条件に気が付くかどうか?
 それができる人間に対処させているか?これが過労死問題にも絡んでくる。

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