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2017年11月30日 (木)

権力と責任があいまいになった結果

 昨日書いた、権力に関する話をもう少し深めてみたい。
 昨日の最後に書いた、医療関係者の説明の話だが、昔は
  「先生の言うことを信じなさい」
という形で、医者という権力が言うことは、そのまま信じられた。しかし現在は、説明責任などという話が広がっている。さらに、ネット社会では、Webで検索すると医療に関する情報が、色々と手に入ってくる。これを見ると、自分の貰っている薬の性格もわかってくる。そうなると先生の治療に関する考え方もわかる。
 このような状況では、権力により信じさせるより、きちんとした説明ができることを重視するのは当然である。
 ただし、ここに一つの落とし穴がある。それは
  「自己責任」
という言葉である。実際に責任が取れる人間に、自己責任を負わせるのは良いだろう。しかし、責任というからには、それだけの権限、自由選択の権利がないといけない。
 これを与えずに、自己責任だけ動いているような気もする。
 また、今色々な会社での不正問題が表に出ている。これに関しても、部門ごとに権限を分けて、
  「その部門の責任で運営しろ。利益は上げろ。」
と自己責任を追及した結果ではないかと思う。
 ここでは、二つの問題がある。一つは、制約条件の不明確さである。つまり、法的規制を守るのは、絶対条件である。これが徹底しているか?それから、もう一つは、無理な要求に対する取引の権利である。利益目標が無理だったら、反論する権利がないといけない。トレードオフができない指揮官は任命してはいけない。これは米軍の規則らしいが、日本ではこれが成立していない会社がある。
 このように権力について考えてみた。

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