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2017年11月 9日 (木)

大人になれない人はどうする

 昨日は、組織の中で大人になる、つまり認められるためには、自分で全体像を描く、完成の形を示すことが一つの手段ということで話をした。
 しかし、これを書いた後考えてみたが、このように
   「独自性を保ちながら大人になる」
苦労に耐える人は、どれだけいるのだろう。これを実行するにはかなりの能力と、忍耐力が必要になる。
 この問題を、アメリカ的な発想なら、社会の二分化ということで、割り切った解決をしている。軍隊組織でいうと、命令に従うだけの下士官以下の階層と、自分で考えて命令受領時にも取引ができる士官より上の階層をきちんと分離する発想である。つまり、士官より上は「成人」であり、責任を持った行動を要求する。一方、下士官より下は、マニュアル通りの行動が必要である。
 このような経営は、例えばファーストフード店などで、しっかりしたマニュアルで、バイト社員で運用している形などでは、一応成功している。
 しかし、日本の大学進学率の高さにより、多くの人が総合職採用を求める状況は、この問題を複雑にしている。逆に、企業の一部では「現場力」というような美名のもとに、管理職や総合職が、「思考すべきこと」や「決断すべきこと」を現場に丸投げし、一般職や非正規雇用者の判断で仕事が回る事態にもなっている。
 ただし、従来の日本社会では、徒弟制度的な先輩後輩の伝承で、子供から大人になる過程が、成立していた。しかしながら、この状況は、
  「均一的な人材育成」
という前提である。私が勤めた頃の職場では、
  「xxさんの後輩はみな同じ字の書き方になる」
という話が在った。このように個性も合わせることで、成長することが現在は許されるのだろうか?
 このように考えると、総合職の人材育成に関して、もう少し考えるべき時が来ているように思う。私の案は、徒弟制度にする人材と、独自の道を行く人財の二コースに分け、独自コースの人財には、自己責任で厳しく鍛える。一方、徒弟制度は、先輩にべったりついていく、このような発想も一つではないかと思う。
 もっともこれに、マニュアルに従うという道もあるが、そのような人在には、総合職の給与は高すぎるように思う。

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