ご縁のあった人たち

無料ブログはココログ

« 北朝鮮との関係でもう少し議論が必要 | トップページ | 少年犯罪者の更生について(高機能性発達障碍者問題?) »

2017年12月 4日 (月)

学生のレポート指導に関してコピペ問題をどう扱うか

 先日、岩波ジュニア新書「正しいコピペのすすめ:宮武久佳著」を読んだ。これを見て、現在のレポート指導の難しさを感じた。
 確かに数十年前の私たちの学生時代は、今のような環境ではなく、全てのレポートは手書きであった。従って、教官たちも、
 「例え丸写しでも、そこだけきちんと読む効果がある」
という割り切りがあった。(笑)しかし現在のネット環境では、コピペで何も読まないでも、文章ができる状況となっている。これは非常にまずい状況である。
 さて、これに対してどのような指導ができるだろう。一つの方法は、著作権の話をして、犯罪ということで脅す方法である。確かに学生に、順法精神を叩きこむことは重要だと思う。しかしそれだけでは、学生がこのレポートで得るものという観点が抜けているように思う。
 実は、この問題は、大学教育とは何かという、もっと大きな問題の一部である。しかし今回は、後々使える知識や、スキルの習得として、レポート作成を位置付けることで、教官たちへ解決案を提案したい。
 
 私の考えでは、レポート作成は、大きく分けて2つの目的がある。
  1. 広義の情報をまとめるノート作成技能の確認
  2. 論文作成の練習としてのレポート
この二つの違いは、オリジナルなものを、どこまで付加するかで異なってくる。論文作成の練習は、実験のレポートなどで行うが、この場合考察が重要になる。例えば、
この実験に於て、XX理論で計算したときの予測値はYYである。しかしながら、実験卦㏍は、zzであった。この誤差は「~~が影響した」と考える。
という風に、理論と現実の違いなどを考え説明する。こうして、自分独自の観点で議論する基礎を作るのが、2.論文作成の練習としてのレポートである。
 
 さて、もう一つの「ノート作成技能確認」に関しては、大学の面倒見の良さが、顕著に表れる分野である。大学で学んだ知識を、後々どのように生かすか?この問題に真摯に向き合ったら、この問題の答えは出ると思う。
 このようなレポートでは、自分が後々読みやすいように、教科書や参考資料を編集して提示する。これは一つのスキルである。この力を身に着けることは、大学教育の大きな財産だと思う。

« 北朝鮮との関係でもう少し議論が必要 | トップページ | 少年犯罪者の更生について(高機能性発達障碍者問題?) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 学生のレポート指導に関してコピペ問題をどう扱うか:

« 北朝鮮との関係でもう少し議論が必要 | トップページ | 少年犯罪者の更生について(高機能性発達障碍者問題?) »