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2018年1月 5日 (金)

指揮命令系統の確立が大切(JR西の事故対応について)

 昨日のNHKニュースに
JR西日本の来島達夫社長が年頭の訓示を行い、先月新幹線の台車に亀裂が見つかった問題について「鉄道事業者として認めていただけるか瀬戸際にあり、安全を最優先に行動する」と述べ、再発防止を誓った。
という内容があった。新幹線の亀裂問題には、社長の立場ではこのような表現かもしれないが、もう少し突っ込んだ検討が欲しいと思う。
 私の考えでは、この問題の本質は、
  1.指揮命令系統の混乱
  2.権限の不明確さ
にあると思う。
 
 まず今回の状況は以下のとおりである。
  1.車両内での異常を乗務員が感知
  2.岡山での保守の専門者が乗車
    とりあえずの草稿はできるが新大阪での点検を判断
  3.中央指令所にその旨を連絡したが伝わらなかった
 ここで大切なことは、車両の運行中断という、重大事項の連絡が、あまりにも軽すぎるということである。本来なら、その列車内での、責任者が報告を受け、それを確実に中央指令所と伝えるべきだったと思う。
 
 私の考える対応は以下のようになる。 
  1.車両内での異常を乗務員が感知
  2.岡山での保守の専門者が乗車
    とりあえずの草稿はできるが新大阪での点検を判断
  3.その列車内の最高責任者である、筆頭車掌に報告
    列車内での運行中断の判断を行う
  4.筆頭車掌は、責任をもって中央指令所と交渉
    (内容復唱の確認を行う)
このように、現場重視というなら、現場の責任者が、運行中断という重要事項を理解し、自分の手で報告確認を行うべきである。
 中央の人間が、現場の直接作業員と連絡するような、指揮系統を乱すことは、結局混乱を招くことになる。これは、福島原発事故の種々の教訓でも明らかである。
 このような本質追及が欲しい。
 

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