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2018年3月 9日 (金)

SNS上で「イイネ」を欲しがる人への対策

 昨日書いた、SNSによる承認を求める現象について、もう少し考えてみた。
 メディア論をよく読むと、SNS上の「イイネ」などによるフィードバックの効果について、面白い指摘がある。つまり、ギリシャの古代(ソクラテスやプラトン以前)では
若い人の教育は、ホメロスなどの詩を、口誦で伝えていた。この段階では、師弟の伝承は対面形式であり、密接なフィードバックが存在した。
という状況であり、ここから教育を哲学者の手に取り込んだのが、プラトンからの一連の活動である。
 さらにこの流れは西洋文明の発達に関連して
グーテンベルグの印刷により紙の本が普及し、これによる読者が本を静かに読み、一人で考える形の学習法が確立する。
という形で進んでいく。この結果
デカルトの主要概念の整理で、客観的な記述が進むようになる。これはニュートンの力学系という一つの成功例を生み出す。
という形で、17世紀以降の西洋文明の力が生まれてくる。
 古くは、ユークリッドの幾何学やギリシャの哲学、そしてローマの法律など、そして新しくは物理学の成果などが、
   「自分が学んだことで証明できる」
という自立への道を開いている。
 今の教育法は、西洋文明の流れを汲んでいるので、このような発想が根底にあるはずだが、どうもこれを明確にできていないように思う。
 プラトンが「国家」を書いた時の想い、これが現在に伝わっていない。
 このことをしっかり理解していれば、
   「文系学問不要論」
にそれなりの反論ができると思うのだが、日本の哲学者たちは、何をしているのだろう?

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