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2018年8月10日 (金)

独自性の2段階

 昨日書いた、「人に教えてもらうこと~~」の議論に関して、もう少し補っておく。
 昨日書いた、自分で考えるという話に、二つのレベルがある、という点を議論しておきたい。
 これは、問題に二つの側面があると言ってもよい。
 一つは個別の問題それ自体である。これは比較的明確になっている。しかし、もう一つが、評価尺度という問題がある。これは曖昧な概念だが、問題のとらえ方、解決したときの方針、検討範囲などの多様なものを含んでいる。
 実は、後者の評価尺度に関しては、きちんと理解していない人が、上司を含めて少なからずいる。そのような人は、提出された答えが、何となく気に入らないと突き返すこともある。これが原因の長時間労働も少なくないと思う。
 若いときの総合職や、技術者としての成長のためには、少なくとも『個別の問題の答え』は、自力で解決する経験を積むことは有効である。しかし、評価尺度などの方向づけ的なモノは、経験不足の人間には、思いつかないものがある。これは、本当は上司から教わるほうが効率が良い。
 しかし、上司もこれを意識できず、いわゆる『暗黙知』のレベルにとどまることがある。
 そのような時に、個別の正解や、前例を教わり、そのまま伝承を受けて実行することで、『暗黙知』を吸収することも、必要になる。
 さて、自分で評価尺度まで作ることは可能だろうか?
 これは経験を積むことが一番だが、総合的な図式を描くことを心掛けるだけで、かなり短縮できるように思う。経験ゼロでは難しいが、経験を自分で一度したり、経験者の話を聞くことで、経験情報を入手する。それを全体像にまとめ上げながら、自分の知識で説明していく。このような手法を使えば、比較的短期間で全体像を把握して、評価尺度も確立できると思う。
 なお、このような時に、実用的な哲学的思考法が役立つと思うのだが、日本の大学教育の哲学はここまで到達しているのだろうか?

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