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2018年9月11日 (火)

抽象の梯子を上る意味(事件は現場で起きているが~~)

 私がよく使う思考道具に「抽象の梯子」がある。これはもともと一般意味論の道具であり、普通は
  「抽象の梯子を下りろ」
である。
 つまり、
  「事件は現場で起きている。具体的なモノで考える。」
という発想である。
 しかし、抽象の梯子を上って考えることも大事だと思う。
 これには二つの意味がある。一つ目は、具体的な事例から、一般的な教訓を引き出すことである。確かに過度の一般化は、色々とトラブルを起こす。一般意味論はこれを予防するために生まれた、と言ってもよいだろう。しかし、人間が今まで生き残ったのは、教訓を残すことの成果である。このためにも、適切な抽象化による一般化は重要なスキルである。
 さて、もう一つ大事なことは、抽象化して考えることで、視野を広げることができる。
  「事件は現場で起きている。しかしその原因は現場以外にあるかもしれない。」
このように広げて考える時、一度一般論で可能性を探ることは、効率的に考えるためにも重要である。
 例えば、いじめ問題を考えてみよう。
 「いじめの現場は教室である」
 「そこでいじめているのは生徒」
しかし、その原因はどこにあるだろう。
 「いじめている子の家庭環境・育ちの問題」
 「いじめられている子の家庭環境など」
 「教職員室の問題」(若い教師を放置しているなど)
など一般論でも可能性が出てくる。これを個別に検証していくことが大切ではないかと思う。

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