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2019年1月21日 (月)

会話のスキルに関して少し掘り下げてみた

 先日、産業カウンセラーの会誌に、
  「近頃の子供は電話対応ができなくなっている」
という話が載っていた。
 この問題は、深く掘り下げるといろいろと出てくると思うので、しばらく考えていきたい。
 まず一つ目は、SNSの便利さの話である。SNSでメッセージを送ると、まず相手には読める時に読んでくれということで、電話の暴力的な割込みがないという、こちらの負担減がある。更に、文字で送るために記録が残るから、聞くときの集中的な負担も少ない。
 これから逆に、会話をするときには、記憶しないといけないと、注意を集中していることがあると判る。この話をもう少し深く掘ると、話を理解するためには、その話の舞台というか、全体像をある程度自分で作りながら聞いているとことが多い。そうしないと、話の断片が収まらなくなるからである。
 こうした話の聞き方は、その場で理解することに繋がっていく。これは会話が、個別の言葉の受け渡しでなく、お互いの持っているイメージのような、総合的なモノの伝達や、共感的な世界の構築と言う感じで進んでいることを示している。
 確かにそのような会話だけではない。単に、何かを伝える場合もあるし、自分の声に反応してくれるだけでよいという場合もある。つまり、聞いてくれるだけでよいという状況である。
 さてこれが、メッセージとしての伝達で考えると、文字情報で残るSNS等のツールは非常に便利である。
 しかしそこで失われるものがあったということを、もう少し考えないといけない。
 会話で伝達されたものを理解するためには、その会話の世界を自分で構築し、その世界を修正していかないといけない。このような意識が現在薄れているのではないだろうか?
 もっとも、昔からこのような作業に関して、意識して行ってはいなかったように思う。しかし、ある程度、人との付き合いの間にこのような共感的な土台が生まれ、その上でのコミュニケーションができたように思う。この意味をもう一度、顕わにすることから、色々な改善が出てくるように思う。

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