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2019年3月 3日 (日)

スマホ時代はプラトン以前の復権でないか

 先日から、スマホ時代について色々と考えている。今日は、
  「スマホによる思考方法」
についてもう少し考えてみたい。今回の仮説は
  「スマホ時代なら、プラトンが否定した
   『詩的なモノによる伝承』
  が実用化する。」
する可能性である。
 もう少し具体的に言うと
  「『正義』のような抽象的な概念を、言語的な定義などを使わず伝承できる。」
可能性である。プラトンが大著『国家』で苦労して示したことは、
  「古代ギリシャの道徳教育であった、ホメロス等の詩劇による伝承は
  哲学者の厳密な思考による伝承に劣る。」
ということであった。
 つまり
  「詩による事例提示よりも、抽象的な一般的概念を定義して、論理的に議論を展開する
  哲学者的思考が人を指導するのにふさわしい。」
と言おうとしている。
 当時のメディアの状況では、アルファベットの表音文字が普及し、議論を書き残すことができるようになっている。そこで、抽象的な概念を使って、議論を展開し深めることは、人類の知的な発達に役立った。また、このような発想で、 
  「法律の体系も成立していく。」
ことで統治機構などの社会制度も成長していった。
 これがギリシャ・ローマの文明を支え、西洋文明を生み出していった。
 しかし、現在のスマホ時代は、多くの人が
  「良いと思うその場面を記録し投稿する。
  「その情報に対して多くの人が評価し意見を発信できる。」
状況になっている。前にも書いた『正義』についても、
  「自分が『正義』と思うものを投稿する。この集まりができる。」
という形ができているので、抽象的・論理的思考を身につけなくても、
  「『正義』について投稿し評価できる。」
状況になってきている。
 こうした、
  「多くの事例を重ねて伝承する。」
方法が、スマホ時代の思考法になってくるのではないかと思う。

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