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2019年3月12日 (火)

反省する力を育てる観音様の力

 私たちは今、反省して成長する力が弱くなっているように思う。その理由の一つに、
  「下手に自分の非を認めると潰される。」
という状況がある。ここでつぶすのは、他人の圧力と自己嫌悪の両面がある。
 この状況の改善に良いモノはないかと探していたら、大乗仏教の教えに行きついた。天台の摩訶止観には、懺悔の方法について簡潔にまとめている。今回は、観音様の力による「観音懴法」の考えで、反省する力の向上を図ってみた。
 まず摩訶止観の基本的な発想として、一念三千の教えがある。これは、私たちの心の中に
 「仏・菩薩・声聞縁覚・天・人・阿修羅・畜生・餓鬼・地獄」
の十の世界があるという考えである。特に、「天~地獄」の6つを、欲のある、私たちが輪廻している世界と一般の仏教では教えているが、このような心が私たち自身にあるという教えである。
 具体的に言えば、
 「人を憎しみ、殺したいと思う心が、地獄そのもの」
 「貪欲に欲しがり食べても飢えているのが餓鬼の世界」
 「喚き散らして力で相手をさえるのが畜生」
 「自分の正義にこだわって戦いをやめないのが阿修羅の世界」
 「栄華を得ても満足できない天の世界」
と人間の心中に他の5つの世界の要素がある。これを救うのが、六観音の教えである。

 天台大師は、摩訶止観の中で、観音様の働きを地獄から天までの六つの世界に分けている。

 ・地獄界には大悲の聖観音菩薩

 ・餓鬼界には大慈の千手観音菩薩

 ・畜生界には力強く吠える馬頭観音

 ・阿修羅界にはいろいろな面から考えるように照らしてくださる十一面観音

 ・人間界には現実と理想の両面を示す准胝観音

 ・天界には望みをかなえる如意輪観音により上の菩薩の世界を求める

なお人界には、不空羂索観音を当てる場合もある。

 観音懴法では、座禅を行って自分の心に向かい合うときに、この六観音様の助けを得ることで、自分の心の闇につぶされず、正しく導いてもらうようにしている。


 特に現在の人々は、


   「自分の正義にこだわる」


傾向が大きいので、十一面観音様に導いてもらって、多様な見方を身に着けて、多くの人の考え方を受け入れるようにならばよいと思う。


 「石田三成がなぜ負けたのか、彼は『正義』にこだわりすぎたと思う。」


 幸い私たちは、多くの仏像に巡り合う機会がある。十一面観音様に向き合いながら、自らの心の不備と向き合い、より一層の向上を図るべきではないかと思う。

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コメント

こんにちは~
いつもブログに訪問&コメントありがとうございます。

学校のネットを使って書き込んでいます。
学校のネットからだと書き込みできるのがわかって嬉しいです。

自分の非を認めることは大切ですよね。
『地獄への道は正義で舗装されている』
と、言われるくらいですから、自分が正しくて他人が間違っていると思っている限り、向上も成長もないです。

コメントありがとうございます。Yuukiさんの記事は、アメリカの実情を知る善い情報源です。今回の
 「地獄への道は正義で舗装されている」
もよい言葉ですね。またつかわせていただきます。
これからもよろしくお願いします。

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