ご縁のあった人たち

無料ブログはココログ

« 障がい者の活用に関して考えて欲しいこと | トップページ | 多様な雇用を円滑に実現するために »

2019年6月17日 (月)

働き方の改革は色々な側面から起こる

 昨日書いた記事に関して、根本的な見落としが見つかった。

 私は、20世紀型の大企業の総合職(技術職でも総合職の範疇)のイメージで、議論をしていたが、現在の雇用状況は大きく変わろうとしている。日本を代表する企業のトップが「終身雇用の見直し」を言い出している。この状況では

『ジョブ型』

の採用となり、

『好成績者の処遇変化』

は、あくまで給与面などにとどまる。確かに、別途の雇用条件への切り替えの道は発生するだろうが、

『功績に答える管理職登用』

などということはなくなっていくだろう。その観点では、私の提起した問題の一つは杞憂かもしれない。しかし、このような『ジョブ型雇用』には、別の問題がある。つまり

「仕事が亡くなった人は雇用しない」

という厳しさである。私はコンピュータ技術者として、この事例を見てきた。古い例でも、

『FORTRAN技術者がUNIXに適応できなくなった』

という話がある。私はその経験者と話をしたことがあるが、

「頭の中を、再インストールしたかった」

と嘆いていた。このような人たちは、無理矢理社内の職種転換を受け、多くは不本意な仕事に就いていた。このような人たちが、受け入れられる会社があるなら、そちらに転職する方が幸せかもしれない。ここで問題になるのは、

「受け入れ先があるのか?どこまで就業の支援を受けられるか?」

という観点での議論となる。確かに、『飼い殺し』という状況は悲惨であるが、『行き先なし』や、『いい年して仕事ができない』と、新しい職場で評価されることも、もっと悲惨な状況になる。

 さて、この問題の解決にはどのようなものがあるだろう。私の考えでは、これにはいろいろなアプローチがあると思う。とりあえず、列挙すると以下のようになる。

  1. 働く人間の多様なキャリアパスの明確化・・・まずはここから
  2. 独立して働ける個人のスキル状況明確化・・・スキルだけか?考え方なども必要か?
  3. ジョブ型雇用を行う会社の体制明確化・・・管理職のスキル明確化(検定?)
  4. 会社の強みとしての多様な人材活用の力の明確化・・・人材で行うコンピテンシーの発想が使えないか
  5. 社会組織としての支援の仕組み・・・職業訓練などの見直し

 

« 障がい者の活用に関して考えて欲しいこと | トップページ | 多様な雇用を円滑に実現するために »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 障がい者の活用に関して考えて欲しいこと | トップページ | 多様な雇用を円滑に実現するために »