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2019年7月16日 (火)

学校制度の弊害

 昨日書いた,総合的な検討能力が育たない理由の一つは,日本の学校教育制度にある。これは多くの教師が、教科書出版会社から供給されている「指導書」に依存していることに、大きな原因がある。つまり

「指導書に書いてあることしか答えられない」

教師が少なからずいる。これをもう少し一般的に言うと

「自分だけが持っている情報で優位を保っている」

状況である。このような状況では、

「本質を考えて質問する生徒」
は困った子であり
「指導書の内容にある表面的なことを聞く子」
はよい子

と選別されていく。

 こうした育ち方なら、本質を考える大切さを知らないし、

「情報を公開した上で、本当に考える力の大切さ」

を理解できなくなってしまう。

 この理由を考えると、明治維新の後、文明開化で西洋文明に追いつくために、情報提供型の教育を行った。そこでの教師の権威は、制度的には教育勅語の裏付けであるが、実質は

「情報保有の格差」

が権威の裏付けになっている。この考え方を改めないと、IT社会の情報あふれに対応することはできなくなっている。深く・広く考えて、現実的な解答を出す力、これに対する尊敬が必要である。

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