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2019年10月27日 (日)

金と木の違い

 昔の生活を考えると、「木火土金水」の五行が、大事な意味を持っていると解ってきた。つまり

  1. 木は農耕
  2. 火はそのまま
  3. 土は生きていく大地に加えて治水の堤防など
  4. 金は鉄の道具
  5. 水は農耕にも必要だが水害の恐怖もある

と言う、生活に大事な側面がそろっている。しかも五行相生の

  • 木は火を生む・・燃料だから当然
  • 火は土を生む・・灰が土に帰る、焼き畑農業も関係しているか
  • 土は金を生む・・鉄鉱石が掘り出されると言うことか
  • 金は水を生む・・これは金属への結露という解釈もあるが、井戸や水路を掘る道具としての鉄器でないか
  • 水は木を生む・・農耕に水が働く

は当時の因果関係を善く表している。一方、五行相剋の方はもう少し考えるべきだろう。例えば

 「金は木を剋する」

と言う言葉は、

 「木を削る鉄の道具」

と言う側面であり、加工や制御の一面も表す。その意味では、単純に殺してしまうという感じではなく、

 「上手く使えるように力を働かす」

と考えるべきだろう。「水を土が剋すると」言う話は、水害時の治水のための堤防を見たらよくわかる。

 さて、今回もう一つ議論したいのは、木と金の関係である。上にも書いたように、木は農耕文明であり、金は鉄の加工文明である。この二つの文明には大きな違いがある。

 農耕文明は、肥料などをきちんと行えば、同じところで繰り返し生産ができる。しかし、鉄鉱石は一度採集したら、それで終わりになる。また昔のたたら製鉄は、多くの燃料を必要とし、木を切り開く環境破壊が行われる。つまり、破壊と移動の鉄文明と、定着して作る農耕文明の違いである。

 しかしながら、農耕文明においても、鉄の道具により、土を耕し、水路を掘ることが必要である。鉄の道具が使えることで、土地の開拓も可能になるし、治水も進む。こうし手、両者のバランスが無事保たれるかどうかが、政治の安定につながると思う。

 歴史をこのような目で見ても面白いと思う。

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