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2019年11月 8日 (金)

琵琶湖を「琵琶の形」と見るためには?

 先日、NHKの「日本人のお名前」で、

「琵琶湖の形を完全に認識するためには、山などでは到達できない高さから見る必要がある。」

と言う趣旨の話があった。

 しかし、行基菩薩が竹生島を開いたとき,既に弁財天と琵琶の関係を感じていた可能性はある。

 そこで、天平時代や平安時代の人の気持ちになって、琵琶湖を見てみた。

 琵琶湖のそばには、伊吹山もあり、比良山系や比叡山もある。このような山の上から見れば、部分的にでも丸まっているが、円ではなく広がっている形が見えるだろう。

 さて天平時代に既に琵琶があったのは、正倉院の御物からも明らかである。従って、当時の人々は、琵琶の形は知っていた。一方、他の形はどれほど知っていただろう。丸い物は色々見ている。擬宝珠のような形も見ているだろう。しかし、それ以外の形は思いつくだろうか?

 こうして考えていくと、当時の人たちは、部分的いに見た物から、自分の知っている一番近い「琵琶の形」に当てはめたと考えるのが自然に思える。

 私たちは、航空写真という便利な物があるから、全体像を見て判断するという癖がある。しかし、当時の人たちは、自分が思いつく

「形状の概念装置」

の範囲で一番近いモノを選択したと思う。

 しかし、このような概念装置による、思考の制約は私たちに無意識的に働くことが多い。注意すべきことである。

 

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