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2020年1月 5日 (日)

基礎の教科書の二つの形

 先日、大学の教科書について少し考えた。そこで気になったのは

「XXの基礎」

と書かれていても、2種類の教科書がある。つまり

  1. 基礎事項の項目を列挙しているだけ
  2. 本当に身につけておくべきことを絞って丁寧に教える本

である。特に、東大の先生が書いた本は、前者の重要項目を、洗いざらい述べる形の本が多かったように思う。つまり、

「これだけの基礎知識のない人間は、議論に参加する値がない。」

と言うラインを示している。確かにこれは、

「基礎のラインを示す本」

である。しかし、これでは上滑り知識をそろえただけの人材を作る危険性がある。一方、懇切丁寧な基礎の本は、確かに入門にはよいのだろうが、いつもこのような本を求める人材なら、自分で切り開く力がなくなっていく。また、丁寧な基礎作りのためには、

「狭く深くなる」

傾向がある。確かにきちんとした土台作りのため、狭くてもよいから深く堀る必要はある。しかし、広く全体を見ておかないと足元をすくわれる。ある程度土台ができれば、

「基礎として必要な物を網羅した本」

で整理することも大切である。現在のネット社会は、このような全体像を描くことも弱いし、深く掘る力も弱くなっている。 

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