ご縁のあった人たち

無料ブログはココログ

« 「低学歴者」と馬鹿にされた人間のひがみ 今朝の日経BPから | トップページ | 管理職と双極性障害の関係 »

2020年2月 5日 (水)

西洋文明について記号の影響を考える

 西洋文明と日本文明の違いについて、日本語の特徴からもう少し考えて見た。マクルーハンが指摘しているように、エジプトなどの象形文字は、文字自体の習得が難しいので、神官など特権階級の専有物になっていた。これを、フェニキアなどの表音文字に変えることで、文字を使うことを大衆化した。

 このような文字利用の特権化は、中国の科挙による上級階級選別にも伝わっている。

 さて、我が国は、仮名漢字交じり表記という、中間的な手法で対応している。ここでは、文字を特権階級から解放しながら、漢字の表意文字としての、意味情報を伝える利点を残している。

 一方、ギリシャ・ローマに始まる西洋文明の文字は、表音文字になっている。そこでは、単語の分かち書きで情報を区切るが、どうしても、言葉の定義をきちんと行う必要が出てくる。これは、象形文字の子孫である表意文字に、何らかのイメージの尻尾が残っているのとは大きな違いである。

 従って、日本人のコミュニケーションは、どこかで共有イメージに甘えて、定義の明示化が弱くなる可能性がある。西洋文明は、アルファベットという表音文字の特性上、単語の定義をきちんと行う癖がついている。

 この違いが大きいのではないかと思う。

« 「低学歴者」と馬鹿にされた人間のひがみ 今朝の日経BPから | トップページ | 管理職と双極性障害の関係 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 「低学歴者」と馬鹿にされた人間のひがみ 今朝の日経BPから | トップページ | 管理職と双極性障害の関係 »