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2020年3月25日 (水)

AI時代には因果関係の単純化が使えなくなる

 仏教に関して色々と勉強するときには、現在の西洋文明的な思考法を、捨てるとまでは行かないが、ある程度押さえないと行けない。もう少し言うと、

「科学的な思考法の便利さ、力に頼りすぎる自分への反省」

が必要になる。つまり、

「太陽系のモデル、車のエンジンのモデルなどのように、単純化して理解する」
「原因ー結果」
が明白になっている

世界観を使うのではなく、

「一気に全体を観て、直接的な因果関係だけでなく間接的な縁まで考える」

必要がある。

 これを単純化した話で考えると

西洋文明的思考:「卵が原因、鶏がその結果」
仏教の思考:  「卵と鶏はお互いが原因であり結果でもある」

と言う図式になる。

 しかしここで、AI時代のビッグデータ活用となると、単純な

「原因ー結果」
図式でなく
「多くの縁の絡まり」

を見ることになる。多くの因子が絡まった結果が、今起こっていることである。

「現在発生していること自体が、次のことを引き起こすだけでなく、自分自身の強化や、フィードバック修正を行っている」

このような複雑なシステムと向き合うことは、既に六世紀に天台大師が摩訶止観で説いている。これをもう一度見直すべきではないかと思う。

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