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2020年4月 2日 (木)

『許す』をいう資格があるか?

 今まで書いている、『反省』の話に関連して、過去に他人から受けた諸々の被害について

「許すことができるか?」

と言う問題が出てくる。

 過去のトラブルは、自分の原因だけでなく、他人の原因が絡むことは少なくない。更にその場面場面で、悪意ある対応をされることも少なくない。そのような

「心の傷を与えた相手のことをもいだした」

場合に、それを『許す』ことができるだろうか?

 単に、記憶の外に押しやる。これは、色々な体験を積めば、その問題は矮小化されるので、どうでも良いことになるかもしれない。しかし、無理矢理記憶の底の追いやることは、後で爆発する可能性がある。

 更に言えば

「強制された許し」
「こだわるななどの強制」

で、心の持つエネルギーを押さえ込むことは良いことだろうか?

 確かに

「復讐心を暴走させる危険性」

はある。しかしながら押さえ込みすぎることも行けない。

 この問題に関して、私の経験で思うことがある。

 30年ほど前だが、私は会社、グーループリーダーという立場であった。上司のN課長とは上手くいっていない。グループの業務計画などは、私の責任だが、N課長の色々な介入があり、しかも新技術開発という『華のあるの仕事』は、後輩のSが担当していた。なお若手の、M子が私のグループにいた。私はグループ内の負荷計画はきちんと行っていたが、Sの開発関係は、口出しができなかった。

 さて、ここでM子が結婚することになった。しかし、私はそのことを最後まで知らされなかった。私の計画は、1年程度の含みと6ヶ月の見通しを土台にしているので、結婚休暇なども6ヶ月前には教えてほしかったが、N課長とM子の意見で最後まで知らされなかった。なお、M子の結婚式には、N課長と、Sは呼ばれたが、私にはお呼びがかからなかった。

 この話で

「私を馬鹿にしたN課長、M子に対しての怒り」

は、当時は業務多忙で生まれなかった。当時の私は色々あり、感情が死んでいたのだろう。

 しかし、その後この怒りの心は、時々再発し、私を苦しめることになる。もう少し社内事情を言うと、M子の結婚相手は社内の人間であり、彼は私より出世している。(大手電機メーカーの幹部)

 このような、会社尺度では、私は

「部長にも成れない負け犬」

であり、会社序列では

「許す」

等という資格はない。しかし会社の中では

「出世された方に不満を言ってはいけない」

と言う風も吹いてくる。このような強制された『許し』が本物であるわけはない。

 ただし、

「会社の出世などは人生の一部」

と心から思えるようになった時には、このような問題も矮小化していった。

 しかし、

「現在は強制されて『許す』」

と言わされている人が多いように思う。

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