コロナ対策の戦術的な評価
今回のコロナ対策に関して、日本の対応は
「遅くて生ぬるい」
と海外から批判を浴びている。しかし、現在の状況を見ると、かなり上手に立ち回っているように思う。
まず、検査数の少ないと言う対応は、
「医療崩壊対策のため、軽症患者殺到を避けるために、あえて検査を絞った。」
と言う戦術としては、あると思う。なぜなら、現在の施策として
「軽症者、無症状者のためのホテル隔離」
の体制が整いつつある。このための時間稼ぎの戦術は成功したと思う。
もう一つ、昨日大阪の吉村知事がテレビで話していた
「ニューヨークの事例をしっかり調べている。」
と言う作戦である。卑怯と言われるかもしれないが、先行者の失敗から学ぶべきことは多い。こうして
「追従者しながら、先行事例の失敗を果然する。」
ことは、日本のお家芸といえるだろう。
これは、もう少し踏み込めば、
「中華文明の辺境の地である、日本古来の智慧」
「先行事例の全体像を見て、それを冷静に評価し、よりよいモノとする。」
という『日本教』的な発想ではないかと思う。
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