ご縁のあった人たち

無料ブログはココログ

« 本を読むと言うことについて その4 | トップページ | 本を読むと言うこと その6 »

2020年5月23日 (土)

本を読むと言うことについて その5

 本を読むと言うことに関して、極端なスローリーディングの実例として、灘校の伝説の授業を取り上げるべきだろう。

 https://ja.wikipedia.org/wiki/橋本武

これは、中学の3年間を費やして、「銀の匙」を読み続ける授業である。

 ここまで深く追求したら、人の心に寄り添ったり、作中人物の体験を追体験したりして、自分の感情についても豊かな感性を育て、他人の心にも共感し、理解するように育てることができると思う。

 また、並行して、論理的にきちんとした議論の展開も育成できたと思う。

 この授業は素晴らしい。

 しかしながら、私は一つの皮肉な見方をしてしまう。それは、

「この授業は灘中学だからできた!」

理由は

「灘中に進学できるほどの家庭環境(裕福)が揃っている」

という条件を考えるからである。

 前にも家庭環境と作文の問題で議論したが、公立の小中学校には、多様な家庭環境の子供がいる。決して

「生まれつき銀の匙を与えられた子」

だけではない。この配慮が国語教育にも大きく影響している。

 ただし、田中角栄の教師優遇政策の後には、教師の側に

「偏差値優等生が主流になる」

傾向が出ている。このような偏差値優等生には、裕福な家庭環境での育ちが多い。

 この理由で、

多様性に対する配慮が弱い

人が増えたのではないかと思う。

« 本を読むと言うことについて その4 | トップページ | 本を読むと言うこと その6 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 本を読むと言うことについて その4 | トップページ | 本を読むと言うこと その6 »