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2020年8月 8日 (土)

勝利の確保と言うこと

 昨日書いた、記事に関連して、もう少し議論しておく。今回は、海軍の発想と陸軍の発想という観点で、もう少し考えてみたい。なお、今回考える軍隊は、戦前の日本陸海軍を想定している。もう少し言えば、

  「日露戦争で発想が止まった軍隊」

である。つまり

  • 海軍は日本海海戦
  • 陸軍は奉天の戦いか旅順の攻略戦

というレベルの発想で進化が止まった軍隊である。こうしてみると

  • 海軍の場合は、相手の船が沈めば終わり
  • 陸軍の場合には、相手が逃げれば、それを追う

という違いがある。つまり、

  「陸軍の方が継続的な戦いになる」

ということである。一発勝負で、相手の艦船を多く沈めた、日本海海戦は、内外に日本の勝利をアピールした。この功績は大きいが、発想として

  「一発勝負重視」

という偏りがでてしまう。

 一方、陸軍の戦いは、相手を撃退し進軍したら、その場できちんと足場を固め、次の準備をしないといけない。また必要に応じて、繰り返しの攻撃も必要になる。そのためには、戦う人材をきちんと確保することも、戦争指揮には大切なことである。

 このように考えると、

  「海軍善玉、陸軍悪玉」

という単純な発想がおかしいことがよくわかる。

 一つの戦いで勝利したら、その後の足場をきちんと固め、次の戦いの準備をする。このような、継続的な戦い方が大事であり、一発勝負に全てをかける発想は危険である。 

 

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