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2020年8月 5日 (水)

現在日本社会の歪の原因について

 現在の日本社会に関し、歪みの原因が見えてきたので、忘れないうちにメモをしておく。発端は、JAICO産業カウンセリングNo384の小熊英二の記事にある。

 小熊は日本社会における働き方を

  1. 大企業型 26%
  2. 地元型  36%
  3. 残余型  38%

と分けている。私はこの分類は当たっていると思う。ただし、残余型には、非正規労働者が含まれるため、大企業型から流れ込む人がかなりいて、増加傾向にあるかと危惧する。

 さて、ここで大事なことは、日本の教育などのシステムが、1/4ほどしかない、大企業型を目標としていることにある。つまり、1/4しか枠がないのに、そこへ向けて少なくとも1/2程度の人間を向かわせる。当然はみ出した人間の対策が必要となるが、それが不十分なのが一つの問題点だと思う。

 更に言えば、大企業の中でも、出世競争で勝ち残るのは1/4ぐらいである。

 このように1/4の人財の育成というか、発掘のために、残りの3/4を切り捨てる。これが現在の歪みではないかと思う。

 さて、このような発想はどこから来たのだろう。私は、明治以降の急速な成長路線に原因がある、と考えている。特に、軍隊的な組織を考え

  「よい司令官を選抜するために篩いをかける」

システムがそのまま他にも適用されている。

 この問題をもう少し踏み込むと、西洋文明の特質である

  「大陸国家は常に侵略の危険性がある」

という背景がある。そのような世界では

  「よい司令官を得ることは生存条件である」

ために、他を犠牲にしても、選抜することは必要悪かもしれない。

 しかし、明治までの日本の文明をよく見ると

  「多くの開拓できるフロンティアがあり、豪農や豪商が私財をなげうってでも指導した」

という、多様な人材の活躍があった。

 このような多様性をもう一度見直す、それが本当の人材の多様化であり、地域に密着した活性化ではないかと思う。

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