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2020年10月 8日 (木)

大阪都構想について 本当の無駄はどこにある

 大阪都構想に関して、色々な議論があるが、私の考えでは、大阪においては府市の一体化は必要であり、その手段としての都構想はあると思っている。なお大阪市民ではないが、昔は大阪府に住んでいたため、少しばかりは見えるモノがある。

 さて、大阪都構想の最大のメリットは、

「二重行政による重複解消」

である。

 私が指摘したいのは、

「有能な行政官僚の重複の無駄解消」
(シンクタンクとしての行政官僚の重複)

である。まず、多くの人は目にすることが少ないが、日本の行政官僚はとても優れた能力を持っている。しかもしっかり育てられている。例えば

休耕田となった土地の転用に関して、制度設計をしている若手に上司が
「長期的に考えると、緑の保全という環境問題の観点から、田園を残す方策もある。」
と言う風に長期的視野での検討も指導する。

T市のS地区には1960年代から急な造成の文化住宅が存在し、老朽化が問題と言われていた。これに対して、1970年代の頭から、鉄筋マンション化の方策を色々と考え、空港騒音対策費などを上手に活用しながら老朽家屋撤去を進めた。さいごに1995年の阪神大震災の復興で仕上げた。

と言う風に、長期的な戦略を持って、待ちのあるべき姿を作っている。

 しかしながら、大阪府市の二重投資の無駄もある。私は、水道関係の仕事に携わったので以下の経験をした。

  • 大阪府水道局の制御システムは標準化などが進み、日本国内でも有数の素晴らしシステムである
  • 大阪市水道局の監視制御システムは、優れた発想で作られている
      ただし、同じ淀川の近所にありながら、両者は別々である

このような優れたモノを考える人材は、集中投入して成果を広げた方がよいコトは誰でも解ると思う。

 しかしながら、大阪の歴史は、大阪市が先行し、大阪府がそれを追いかけると言う経緯もあり、府市の人材が取り合いとなっている。

 しかも、大阪という土地柄は、関東の権威に対抗する魅力があり、優秀な人材を確保できる力がある。

 このような人材を、有効活用するためにも、シンクタンクとしての官僚は、一体化で活用すべきだと思う。確かに、コロナ対策では、府市の協力で上手くいっているが、組織として形を決めておくことも悪くないと思う。

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