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2020年10月14日 (水)

リーダーの行動に関して平時と非常時の違い

 リーダーの説明や、従属者の納得という議論は、時間的に余裕のある場合には有効である。しかし、災害時や戦場での、時間的な余裕がない場合には

「説明は後だ、命令に従え!」

という一方的な指示も必要になる。例えば、洪水時の避難指示などは、時間との勝負になる。このようなときリーダーには、意志決定の速さが必要能力となる。

 ただし、終わった後で、リーダーの指示内容について検証し、

「何故そのような意志決定が行われたか?」
「他の案はなかったか?」
「今後この方法でよいのか?」

を議論し、多くの人が納得いく説明を得る努力は必要である。

 さて、時間的に余裕のある場合には、多くの人が納得いくような説明をして、自発的に従わせるようにることは、単に命令に従わせるより得るものが大きくなる。例えば、空海が満濃池の工事を指導したとき、

「堰き止める場所は流れな緩やかな場所」
「堤の形は丸みを持たせる」

等を

「何故そうした方がよいか」

きちんと説明し、参加した大衆に

「これまでと違う!」
「よい見通しがあっての仕事!」

と成功への見通しを与えて、士気を高めている。

 このような、時間の余裕のある平常時には、

「できるだけ説明して納得させる効果」

が大事であリ、緊急時には

「時間的に間に合う意志決定と明確な指示」

が必要になる。

 この使い分けができる本当のリーダーを育てないと行けない。

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