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2020年10月 2日 (金)

社会科学の理論成立について モデルとの同時成立

 社会科学の理論については、その理論が成立する事例というか、そのような世界条件と一体で考える必要がある。マックスヴェーバーは、これを理念型と言った。そこで昨日の議論に引き続き、物理学的世界観と社会科学の勉強について、もう少し踏み込んでみたい。

 工学などの世界は、物理学などの基礎の上に、理論を活用しモデル化したモノで議論を行う。例えば、エンジンの図式などを参考にしてほしい。

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 物理学的なモデル化は、理論がある程度完成した後、その知識を用いて演繹的に構築して場合が多い。

 しかし、社会科学の場合には、

    資本家
 搾取  ↓ ↑ 労働力提供
    労働者

と言う風な、社会のモデル化と理論の構築が、同時並行で進んでいくコトが多い。つまり、このようなモデルに、

「何を入れるか?」

と言う議論が理論の成立にも関わってくる。

 確かに物理学的なモデルの時にも

「なにをいれるか?」

と言う議論はあるが、これは

「理論的な構造が決まった後の、近似の度合いをどこまで精密にするか?」

と言う理論構造の元での議論である。

 一方社会科学の場合には、

「考慮範囲の変化が理論の根本を変える」
つまり
「理論とモデルが同時に成立する」

コトが多くなる。

 こうして、

「理論とモデルの関係が、安定したときに一つの理論が生まれる」

パターンが多い。これを知っておくことは、特に物理学的世界観に毒された私たちには重要だと思う。    

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