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2020年10月23日 (金)

社会学の基本的な考え方

 岩波文庫のマックス・ヴェーバー著『社会学の根本概念』清水幾太郎訳が本棚から出てきた。

  この本では、ヴェーバーの言う『理解社会学』の考え方が述べられている。『理解社会学』の主要なアイデアは、

  1. 社会学は社会的行為を解釈により理解する手法で、社会的行為の過程と結果を因果的に説明する
  2. 行為とは、行為者が主観的な意味を含ませている人間的行動
  3. 意味を考えるために概念的に構成された、純粋類型の行為者を考える
  4. この「理解社会学」から外れるモノで、大切なモノもある

である。もう少し言えば

『社会学』では、人間の行動の意味を検討対象とする。そのために、理想化した、社会と個人の類型を考えて、その上で考える。

このような類型に至るまでに、歴史上の事例での個人の考える意味、多くのケースで平均的に考える意味を検討し、それらを抽象化し理想化して、類型化していく。(物理学の大きさが無い質点のような、その概念が成立するために、必要十分な抽象的理想的なモノ)

『理解』には、行為の主観的意味の直接的理解と説明的理解がある。

なる、『類型』を構築し、その上で意味を考え理解するコトが、『理解社会学』の手法である。

 なお人間の行為には

  1. 目的合理的行為
  2. 価値合理的行為
  3. 感情的な行為
  4. 伝統的行為

がある。理解社会学では、1.の『目的合理的行為』を対象に、一般的な規則性を見いだそうとする。

 これは、社会学の基本的な考え方を、明確にしている。このような、学問の前提を明確に学んでいないから、私たちは学問の役立てかたを知ることができないのではと思う。

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