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2020年10月20日 (火)

短い文章でのコミュニケーションについて

 世の中では、SNS等の短い文章でのコミュニケーションが普及している。このような情報は

「断片的!深い理解がない」

と、否定的な見方をする。「有識者」が少なくない。

 しかし、昨日書いた空海の著作などを読むと

「経典の一句の抜き出し」

で、その経典の本質を描いている。空海だけでなく、日本で生まれた「稲荷心経」や「十句観音経」も、他のお経の抜き出しが多くある。このような抜粋したモノで、本質を伝える発想は、SNSでの短い文章による情報伝達に通じるモノがあると思う。

 一方、西洋文明の学び方には、

「抽象化してまとめる」

発想がある。これを、SNSの上で行うと、抽象的な議論や、スローガンだけの暴走になってしまう。

 本来、共有的な基本情報が存在し、その上での断片を伝えることで、新たな見方を導く。これが、短文でのコミュニケーションではないかと思う。また別の見方では、両論対立の時などには、片方の証拠を提示するのは、短い情報提供でよいのかも知れない。

 俳句や禅問答の短いやりとりは、このような読み手が意識できていない、モヤモヤとした情報を、刺激によって整理し体系化させる。これが一つの悟りになる。

 SNSの短文情報交換も、このような見方で観ると、西洋文明と日本教の違いが出てくる。

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