HSPに対する私なりの対策
前に書いた、HSP的な症状に関して、私自身が今まで生き延びるために、役だった対策を書いておく。
一つの対策は、人に頼る他力の対策である。具体的には
「自分を受け止めてくれる人を見いだし、その人の前では無条件に自分をさらす」
コトで、心の安定を得る。更に応用編としては、
「部下に、自分の感受性の弱い面を知らせ、部下の方が感じたモノを報告や注意して貰うことで、適宜自分の行動を修正する」
様に、上手く分業する方法もある。なお、分業に関しては
「計画のように、じっくり考えることは自分が行う」
しかし
「直接人に接して、臨機応変に対応する作業は部下に任せる」
と言う風に、自分が苦手とする部分を明確にして、それをカバーする方法を考える手法もとった。
二つ目の対策は、
「視野を広げて全体像を描く」
様にして、その結果として
「自分を客観的に見て評価できるようになる」
その結果
「自分を認めることができる」
ことで、心を安定させる方法である。周りについて、考えすぎることで、自分を追い込んでしまう。そこで、自分を含めた絵を描き、冷静に他人の視点や、理論的な知識で評価ができれば、落ち着いて対応できる。なお、ここで『絵』と言ったが、図形的なモノでも善いし、言葉での記述もあると思う。私は、時々シミュレーション的な小説を書くが、これも全体を把握するためには有効である。
三つ目の対策は、
「自分の感覚の働き方などを、知識として知っておく」
ことで、
「何となく気が楽になる」
効果がある。例えば、
「自分が見るモノは網膜に映る全ての情報でなく、色々な知識経験等が影響した、脳内処理の結果である」
と言う知識は、
「全てを観ようとして、注意を払う必要が無い」
「必要なモノだけを見ればよい」
と言う発想にもつながってくる。また、
「ランダムに入ってくる雑音は、少しぐらいあっても耳に障らない」
逆に
「特定の音だけあれば、耳障りになる」
と言う知識があれば、個別の音に対してのこだわりが薄くなることもある。
このように、知識が自分を助ける面もある。
« HSP(高度感受性人材)について | トップページ | アメリカの「科学的思考法」の挫折について »
コメント