コロナワクチンに対する『空気』の働き
コロナに対するワクチン接種について、世論が大分変わってきたように思う。今までは
「副反応の危険性があるから控えるべき」
と言う意見が目についたが、逆に
「早く接種してほしいが政府の対応が遅い」
と言う意見が出ている。現実に、アメリカでは、接種予定者が来れなかった時を狙う『ワクチンチェイサー』が出現している。これをマスメディアが放送している。このようなマスメディアの報道と、世論が結びつくと一気に
「ワクチン接種を急げ」
と言う空気が出てくる。
さて、もう一つ皮肉な見方をすれば、政権の足を引っ張りたい一部のマスメディアにとって、
「ワクチン接種は推進すべきか?反対すべきか?」
と言う迷いがある。もう少し突っ込むと
「ワクチン接種の遅れを叩く方が政権に痛手になる」
と判断すれば、ワクチン接種推進の論陣になる。私は、このような利害関係が絡んで、一気に接種推進に空気が変わると見ている。
ただし、今回のマスメディアの報道には、ワクチンの効力について
「空気感染を筋肉注射のワクチンでは止められないが、
肺炎の重症化は抑えることができる」
と100%では無いと、欠点を示した上で、ある程度納得のいく説明がでている。欠点も冷静に議論できるなら、『空気』の暴走は予防できるだろう。
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