信頼を得るコミュニケーション
先日書いた、リスクに関するコミュニケーションの成功の第一歩は、
「受け手が送り手を信頼する」
状況である。
お互いの信頼がなければ、情報も伝わらないし、伝わっても不信感を抱かれるだけである。
そこで、信頼を得るためにどうすべきか、少し考えてみた。思いついたアイデアは、以下の通りである。
- 自分が伝えるべきことをきちんと理解している
- 相手の立場を理解している
- コミュニケーション時に提示する情報が整理されている
- コミュニケーション時の情報に矛盾がない
特に詳細情報を追加していっても矛盾がない
この中で、自分の理解に関する項目は、必要条件である。一方、下の二つはコミュニケーションのテクニックと考えても良い。
これを使って、信頼を得る方法を考えてみた。一般論と具体例を、整理して説明する。その後で、色々な事例を展開しても、一般原則から外れていないことを示して、自分の言っていることに矛盾がないことを伝える。このような伝達が、信頼を得るために大切ではないかと思う。
権威に頼って、上から目線で伝えても、現在のような多様化社会では、信じてもらうことは難しい。信頼を得るためにの努力が必要だと思った。
« 本質の追究は成功でも | トップページ | トランプ大統領を生み出した原因は社会の分断にあり »
コメント