今回の共通テスト問題を見ての感想
昨日と今日の朝刊に入っていた、共通テストの問題をちらっと見た。第一感触は、
「文字数が多すぎる!」
である。確かに、『読解力重視』と言うことは解る。しかし、これだけの文字数を、限られた時間で読むことができるのだろうか?もっと言えば
「浅く素早く読むスキル」
を身につけた人間を選ぶための試験ではないか?という感じまでしてしまった。
確か昔の公務員試験には、このような
「大量の情報を素早く読み処理する力」
を求めていたが、大学でもこれを求めるのだろうか?
さて、内容面から言うと、
「理解してその上で考える力」
を求めているのは感じた。これは悪くないと思うが、試験時間という
「短い時間での判断」
ができるのだろうか?この疑問が浮かんできた。特に国語の問題は、どうしても
「短い部分を切り出し」
ての議論となる。これで本当の力が解るか、私は疑わしいと思う。逆に言えば、
「国語の独立した試験が必要か?」
と言う議論があってもよいのではないか。これは、国語を軽んじるのではなく、今回の試験では
「読解力が無ければ、社会は当然、数学や理科も解けない」
と言う状況を考えると、国語の試験が必要かという議論もあっても善いと思う。
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